Ammonite Blog

きいろ 【再追記あり】

kiiro

宇野港に黄色い円発見!!

アーティストのいづみユウさんが作品を製作中でした。
制作・展示期間中、天気が良ければいいなぁ。
だって素材は紙だから。

タイトル、コンセプトその他詳細不明。聞くの忘れました(笑)
だってねぇ、ふだんの優しい顔と違ってすっかりアーティストの顔。
かっちょエエ!!

kiiro02※11月5日(土)〜11月13日(日)、宇野港及びその周辺では「はなの港*アート展」が開催されます。

玉野みなと芸術フェスタ2005


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昨日、いづみユウさんから作品についてのコンセプトを記したメールをいただいた。
ここで全文を紹介します。(2005年11月7日追記)

宇高連絡船岸壁遺構のインスタレーション
作者:いづみ ユウ
素材;四国楮(こうぞ)と海水
宇高連絡船の岸壁として機能していた鉄錆に覆われた古いコンクリートの固まりは美しい場所である。
ひとつの場所が歴史の中で変化していくとはどういうことなのか、制作をとおして考えてみたかった。
黄色の輪は、長い年月の間幾重にもこの場所を照らしてきた太陽と月の光を表現したものだ。黄色は、瀬戸内の柑橘の色であり、人の魂をいやす力を秘めた色である。
岸壁から海水を汲み、楮を直接史跡に流して漉いた。陽があたり、乾燥しながら楮は古いコンクリートと一体化する。さびた鉄の上に漉いた楮は、翌朝は黄色から褐色に変っている。
海を見渡すこの場所で5日間仕事ができて幸せだった。宇野のみなさま、ありがとうございました。
Sabi ha nemuranai.
いづみ ユウ

昨日(11月8日)、完成作品を見てきた。(11月9日追記)
6日の雨で作品が流れてはいないかと心配したが、持ちこたえていました。
というより、古びたコンクリートに馴染んで、いや、黄色い円の縁の方から融合しているように見えた。
願わくば、このまま太陽と雨風に晒され、褪せて、朽ちて、だが痕跡だけは残し、宇野港の歴史の一部として生き続けることを。

8 コメント

  1. おぉ。
    こうやって見ると、黄色って、素敵な色だにゃ。
    エチゼンクラゲも、なんとかアートにしてみたいと思う、今日この頃。

  2. みらいっち

    ジャンボタニシの新種のたまごかと思ったよー。
    5日からですか。ちょうどそこいらに出没予定です。

  3. アーティストのユウさん、今日も港でアートに集中していたよ・・・と、言いたかったのですが、実は、彼女のパートナーが搬入していた作品が、破り捨てられるという「事件」が起こり、心中穏やかでいられなかった模様。今朝、ユウさんからの電話で知ったのだけど、彼の作品(写真)が、なんと政治結社の張り紙と間違えられ破棄されたのだという。ここ数日、野外アート展の搬入が続いている中での「事件」だっただけに、彼としては、事務局による「検閲」があったのではと感じたようだ。
    事実は、作品を破棄した方の単純な思いこみと、手続きミスが引き起こした「悲劇」だったようだけど、今日の話し合いの場では、アートフェスタ実行委員会と彼の主張の溝は埋まらず、今後は、ポリス、マスコミ(ジャパン・タイムズ、朝日新聞)を巻き込んでの大騒ぎとなりそうだ。長文失礼しました。

  4. みらいっち

    今、芸術フェスタのページに行ったら
    私の義妹・黄世ちゃんも出展することになってたわ。
    風遊さん、見てね〜。
    でもなー。あのページに出ていた名字、
    校正ミスで間違っているのよ。いいのかな(笑)

  5. >しろねこさん
    宇野港にもクラゲはたくさんおりまっせ。やって、やって〜。ってどんなの?
    >みらいっちさん
    出没するならぜひこちらも
    http://artdm.exblog.jp/1703859/
    間違っているの?あかんやんそれ。
    私は関わっていないので、どうしようもないが。
    関わっていたらあんなページにはならんがな。わはは。
    >もやいさん
    うーん、街中の野外展示の難しいところですねぇ。
    やっぱり、あの掲示板をそのまま使ったのが誤解を招く元になったのでは?
    アートというものに慣れていない大衆も多いと思うので、広報の重要性というものも感じますね。

  6. なんか、いろいろ大変そうだね。
    あの、迷惑千万なエチゼンクラゲをアートなんかにした日にゃ、漁師さんの神経を逆なでしそうだにゃん。
    ・・・っていう前に、どうやったらアートになるか皆目わからんどすえ。(^^;)
    (アートな才能ゼロどすえ。)

  7. 11月3日のコメントの続報。
    イベント前日、アート実行事務局が関係者に聞き取り調査結果をユウさんのパートナー(ポール・コールさん)に報告したところ、彼も「事件」の事態を了承して下さり、和解することができました。当日は、作り直した作品が再展示されていた。誤解とはいえ、アート実行事務局による周辺住民への事前説明が不足していたことは否めないようだ。良い勉強になりました。

  8. >もやいさん
    ポールさん、和解して下さって良かったです。
    住民側の慣れの問題でもあるんですよね。
    ということは、毎年継続していくことでしか理解と協力を得られない?ご苦労様でーす(笑)

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