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オトナの遠足(香川県直島編++地中美術館「ウォルター・デ・マリア」)

20分程の船旅を終え、直島の宮ノ浦港に着くと、すでに地中美術館行きのバスが待っていた。
マイクロバスと大型バス。 前にいたマイクロバスに乗り込む。
あとから気付いたが、これは休日のための臨時増発便だったようだ。
運転手さん、途中の停留所で待っている人に「どっち行くん? 美術館やったらこっち乗って」と声を掛けたり、すれ違いざまの顔見知りのトラック運転手に声を掛けたり、のんびりしたものである。
島の反対側の本村港を過ぎ、いよいよベネッセが運営している「ベネッセアートサイト直島」に入っていく。
キャンプ場の前の海岸には草間彌生のカボチャの作品があるが、案の定、登って写真を撮っている人がいる(笑)
坂道を上り、今回時間の都合で行けなかったベネッセハウスを通り過ぎ、20分程で最初の目的地である「地中美術館」の駐車場に到着した。
ここにはチケットセンターなるものがあるだけである。
一人2000円のチケットを買うだけでかなり時間をとられた。
入場チェックが厳しいのである。
おまけに、チケットが同意書になっているのだ。
 1.作品には触れません。
 2.敷地内で写真やビデオは撮りません。
 3.その他、係員の指示に従います。
ということで、当然、カメラ、携帯電話はロッカー行きとなる。 女性達にはかなり不評だった(笑)
ここには美術館への入口はない。
ここからさらに坂道を上っていってやっと入れることになる。
あとから気付いたのだが、この坂道はすでにモネ作品への導入部になっていたようだ。
坂道の横を流れる水路は、ところどころ池になっていて、そこには睡蓮が咲いていた。
入口・・・秘密トンネルを思わせるようなドアがあるだけだ。
建物の外観などというものは全くない。
この安藤忠雄設計の美術館は、すべてが山を削った地下にあるのだ。
中に入り、ゆるやかな回廊と階段を下り、地下3階まで下りる。
しかし、自然光を取り入れているため、まったく地下3階という気はしない。
まず最初に、ウォルター・デ・マリア室に入る。
「タイム/タイムレス/ノー・タイム」 ウォルター・デ・マリア
長方形の階段状の部屋のまん中に花崗岩で作った直径2メートル程の球体。
それを取り囲む金箔を張られた木製の立体がたくさん。 そして上からは自然光。
時間帯によってはかなり荘厳な印象を受ける部屋だろうと思う。
今度は階段を上がり、地下2階のジェームス・タレル室へ。
ここでは光の魔術師と呼ばれるジェームス・タレルの3つの部屋が楽しめた。

1 コメント

  1. 地中美術館 ◆ 直島ツアー2

    安藤建築の地中美術館へ。
    元々ベネッセ創始者の福武さんが持つ2m×6mのモネ「睡蓮」を所蔵するために計画されたらしい。
    美術館には第一世代から第三世代まで…

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